こんにちは。
Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。
体のために運動してます!歩いてます!ジョギングしてます!という方、結構多いのではないでしょうか。
でも、もしかしたら、そのウォーキングやジョギングで筋肉をむしろ失っている可能性があります。
運動しているのに、筋肉が育つばかりか失ってるはずないじゃん!って思うかもしれませんが、本当にあるんです!!!
でも、じゃあ歩かない方がいいの?って聞かれたら、歩いたほうが良いに決まっているのですが、それでもやっぱり、せっかく運動したいという気持ちで歩いたり走ったりしているならぜひその気持ちと行動を活かしていただきたいので、今日はこのテーマに決めました。
まず、ウォーキング、ジョギング、軽いダンス、ヨガなどを有酸素運動と言います。
大きく分けて、トレーニングには有酸素運動と筋トレ(筋力トレーニング)があります。
どちらも運動するという目的は同じですが、主な効果は全く異なります。
筋トレは筋肉を肥大させるために行いますが、有酸素運動はエネルギーを消費させるために行います。
もっとわかりやすくいうと、筋トレは、文字通り筋肉を育てるために行います。
それぞれの筋肉を鍛えることで、その部位の筋繊維を破壊させ、それが修復するときに筋肉がより大きく強く作り変えられ育つという仕組みです。
一方で有酸素運動は、心拍数130~150位(正確に言うと、最大心拍数の40~60%)に上げ、動き続けることでエネルギーを燃焼させるのですが、このエネルギーはどこから生み出すのかという部分が重要です。
有酸素運動は脂肪を燃焼させるイメージが強いと思いますが、一定時間を超えて有酸素運動を続けると、脂肪だけでなく筋肉からもエネルギーを代謝してしまいます。
それが冒頭で述べた、有酸素運動で筋肉を失う可能性があるという部分に繋がります。
なので、筋肉を失わないように有酸素運動をする場合、できれば1時間以内にとどめるのが良いです。
そして、有酸素運動を意識的に行うなら、同時に筋トレもした方が絶対的に効果的です。
ただ、有酸素運動での消費カロリーはたいていの場合思ったより高くなく、ダイエットの一環で有酸素運動と考えているなら、そのダイエットは少し危険かもしれません。
具体的には、体重50㎏の方がそれぞれ30分有酸素運動を行った場合…
ウォーキング70kcal
スピードウォーキング150kcal
エアロビクス100kcal
山登り160kcal
ちなみに、
ご飯一膳約230kcal
肉じゃが一皿200kcal
ラーメン一杯700kcal
サーロインステーキ200g590kcal
イメージは湧きましたでしょうか。
食事は頑張れないからいっぱい歩くんだ!と思っても、有酸素運動で消費できるカロリーはそれほど高くなく、ダイエットにはなかなか繋がりません。
なので、やはりダイエットしたいならば食は据え置きで有酸素運動をするのではなく、食の内容も見直しつつ、有酸素運動を取り入れることが理想です。
ここまで読んでくださった方は、もしかしたらそろそろ有酸素運動ってそこまでメリットがないばかりか、なんなら筋肉を失うリスク(デメリット)まであって、もうやらなくても良いのでは?と思った方もいるのではないでしょうか。
いいえ、有酸素運動、やめないでください!!!
有酸素運動をすることで、睡眠の質が向上したり、お肌のターンオーバーを上げてくれるので肌の若返りに繋がったり、シミしわを作りにくくしてくれたり、最近では有酸素運動を日常に取り入れている人の方が認知症になりにくいこともわかっています。
なので、繰り返しになりますが、有酸素運動、筋トレ、両方をうまく生活に取り入れて今よりワンランク上の健康と美を手に入れてください!!