vol.10_“ハードゲイナー”筋肉をつけることをあきらめないで欲しい話

vol.10_“ハードゲイナー”筋肉をつけることをあきらめないで欲しい話

こんにちは!

Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。

今日は最近耳にするようになったハードゲイナーについてです。

ハードゲイナーとは、わかりやすく言うと、太りたくても太りにくい体質の人を指しています。

大抵の方がこれを聞くと羨ましい~と思うかもしれませんが、何事も一長一短、太りにくさと引き換えに筋肉が付きにくいという点がとても悩ましいポイントです。

外肺葉型という言い回しも同義語となります。


ちなみに、お肉も付きやすいけど、日常生活ですぐに筋肉が育ってしまうという人のことをイージーゲイナーと言います。

かくいう私もイージーゲイナーでして、数週間前に喋りすぎて喉を壊し、声がガラガラになった後、しばらくして今度は風邪の終わりのように少し咳が出るようになり、それと同時に何が起こったかというと、まさかの腹筋がバキバキになりまして、

咳はつらかったけれど、それと引き換えに少しだけ良い身体になりました(笑)


さて、話はハードゲイナーに戻ります。

ハードゲイナーは少数派なので、あまり共感されにくいですが、太れないというのはとても悩み深いものです。

太りたくて、沢山食べるとお腹を壊し、またまた痩せてしまうからです。

これでは、痩せてしまうだけでなく、必要な栄養も取りづらいため、肌や髪の健康にまで害を及ぼしかねません。


自分がハードゲイナーかわからない、もしくは、ハードゲイナーかもしれないという方は、利き手の親指と中指で、逆の手首を持ってみてください。

届かない、ギリギリであればハードゲイナーではない可能性が高いです。

とても余裕をもって掴めるようならハードゲイナーである可能性があります。

それ以外にハードゲイナーは特徴として、

✓あまり食に興味がない

✓疲れやすい

✓沢山食べると下痢をする

✓胃もたれしやすい

✓食や健康に気遣っていないのに、痩せている

✓気難しい、神経質と言われる

✓とても生真面目だと言われる

✓いつも不安に感じている

などなどがありますので、複数当てはまる人は疑ってみても良いと思います。


ハードゲイナーが太りたい場合は、単純にカロリーを沢山摂取する必要があるのですが、

かといってフライドポテトや唐揚げなどの揚げ物、スナック菓子やカップ麺などを沢山摂取すると生活習慣病の恐れがあるので、おすすめしません。


ハードゲイナーのおすすめの食べ方は一般的な必要カロリー+500kcalを目安に、複数回に分けて細かく食べることです。

また、高カロリー食を意識する場合は、肉や魚、アボカドなどの良質な不飽和脂肪酸を意識すると良いでしょう。

基礎代謝は体重と筋量に由来するのですがよっぽどでない限り、インターネットなどの基礎代謝計算ツールで出る数値を参考にしていただいてOKです。

例 160センチ50キロ45歳女性=1210Kcal、175センチ60キロ30歳男性=1561kcal



基礎代謝が分かったら、実際のカロリーの計算は下記を参考にしてみてください。


1. 一日ほぼ座っている⇒基礎代謝×1.3

2. 仕事、通勤などで2時間ほど立っている⇒基礎代謝×1.5

3. 仕事、通勤などで2時間ほど立っており、さらに1時間以内の軽い運動をしている⇒基礎代謝

×1.7

4. 仕事、通勤などで2時間ほど立っており、さらに1時間程度の激しい運動をしている⇒基礎代

謝×1.9

そして、さらに+500Kcalがハードゲイナーの摂取カロリー目安となります。


ですので、例に挙げた女性が2の中程度の活動量だとすると、

1210kcal×1.5+500kcal=2315kcal必要という計算になります。


朝と昼の間におにぎりなどを食べたり、昼と夜の間にもう1食挟んだり、寝る前にウェイトゲイナープロテインなどを飲むのも良いです。

※ウェイトゲイナープロテインはハードゲイナーの人のための超高カロリープロテインです


ここまで、不治の病のようにハードゲイナーについて語りましたが、ハードゲイナーは治ります!!

これは実感をもって断言させていただきたいのですが、私の経営しているジムのトレーナーに、大野詩子トレーナーという、とてもカッコ良い身体を持ったトレーナーがいます。

気になる方はぜひ、お名前で検索していただけましたらと思うのですが、彼女は日本一有名なボディコンテストで2度も総合優勝をしている無敵のコンテスターです。

筋肉隆々です!!

ところが、彼女こそ、元ハードゲイナーなのです。

実際今もその片鱗があります。

というか、私は詩子さんの身体こそ、ハードゲイナーだったから仕上がった身体だと思っています。

なぜなら、詩子さんはとっても生真面目なのです。

そして、トレーニングをしてもしても不安なのです。

だから、いつもコンテストのあるなしにかかわらず、PFC(三大栄養素のバランス)を意識した食事をするし、トレーニングも欠かしません。

たまたま作られたのでもなく、そういう体質だったのでもなく、作られるべくして作られた美しい肉体美です。

これは、ハードゲイナーの性格的特徴が、ハードゲイナーの身体的特徴を上回った素晴らしい一例だと思います。

もし、私が詩子さんのような小顔と長い手足を手に入れたとて、ここまでハードに自分を追い込めたかというと、答えは“否”だと思うのです。


所詮自分はハードゲイナーだしなと、カッコ良い身体作りをあきらめている人がいたら、ぜひうちの大野詩子さんを参考にしていただきたいです。

ハードゲイナーにしかできない粘り強さ、生かすも殺すもあなた次第!!

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